こんにちは、kusaoです。

今日も足が臭い!
靴下が臭い!
靴が臭い!
もうやってられない!
足に関するニオイの原因はズバリ、雑菌です。
いかにして雑菌の繁殖を抑えるか?
これが、足の臭い問題を解決するカギになります。
当ブログでは、以前にも殺菌作用のあるものとしてイソジンやアルコールを紹介してきましたが、身近にもっと強力なやつがいました。
それが塩素系漂白剤。
「キッチンハイター」や「ブリーチ」などが有名ですね。
えぇっ!? そんなの足に使って大丈夫なの?
何だかヤバそうな雰囲気ですが、実際は・・・やっぱり足に直接使うのはダメなんですよ。
ズコーーーーーーーーっ
・・・足には使えません、はいオシマイ!で終わっても良いんですけど、それだけじゃあ物足りない。
そこでこの記事では、
- キッチンハイターがニオイ対策にNGなワケ
- キッチンハイターを使わないで足の臭いを取る方法
こういった内容をまとめました。
是非参考にしてみてください。
塩素系漂白剤(キッチンハイター)は肌に直接使うのはNG

冒頭でも書きましたが、キッチンハイターを足に直接使うのはめちゃくちゃキケンです。
肌が荒れる原因になるので、メーカー自体も推奨していません。
衣類を漂白できるくらい強力な洗剤なんですから、肌にも影響があるのは確定ですからね。
そもそも皮膚にはある程度雑菌がいることで外敵から身を守る、という役割があるんです。
それをキッチンハイターで根こそぎ除菌してしまった皮膚表面は、いわば丸腰状態。 逆に強い外敵(菌)が増えてしまい、余計に臭くなってしまうリスクもあります。
そう考えると、あまりに強い除菌剤は肌に使わないほうが良いですね。

ネットでは、
- ハイターを使った足の臭い対策
- ハイターを使った水虫対策
などと、かなり危険な方法も紹介されています。
一応「自己責任で」とは書いてますが、どう考えても皮膚に使うべきではありません。
爪水虫にハイター?
ネットで水虫にハイターが効く、と書いている記事を見つけた時はびっくりしました。
本気で言ってるのか?と。
もし、今水虫に悩んでいる人がいたら、ハイターを使って水虫をどうにかしようなんて絶対に止めましょう。
市販の薬なり皮膚科で治療するなり、方法はいくらでもあります。
わざわざ足に危険なやり方を選ぶ必要は全くありません。
塩素系漂白剤ってどんなもの?

近所のスーパーに行けば気軽に買える塩素系漂白剤、その特徴についてまとめておきます。
強力な殺菌・漂白作用
塩素系漂白剤は、主成分が「次亜塩素酸ナトリウム」で出来ていて、メチャクチャ強力な殺菌作用と漂白作用があります。

ちなみによく似た名前の「次亜塩素酸水」は、皮膚に触れても大丈夫な濃度に調製されています。
次亜塩素酸水が有効成分として使用されている除菌スプレーもあるくらいです。
新型コロナウイルスで有名になりましたよね。
原液が皮膚に触れると危険
非常に強い殺菌作用と漂白作用があるので、原液が直接皮膚に触れると荒れます。
パッケージにもゴム手袋を使うように書かれていますよね。
顔面や体の粘膜部分には絶対触れないようにしましょう。
・・・というより、そもそも論として皮膚への使用は推奨されていません。
混ぜるな危険
塩素系漂白剤のもう一つ知っておくべきポイントです。
酸素系漂白剤と混ざると有毒な塩素ガスが発生するので、とても危険です。
また使用前には推奨されている希釈倍率に薄めて使うと思うのですが、お湯で薄めると塩素ガスが発生するので使うのは水にしてください。
念のため、使用中は換気を忘れずに。
作り置きは意味がない
扱いが危険な塩素系漂白剤。
何回も薄めたりするのが手間だから、まとめて一気に薄めちゃえ!!と思うかもしれませんが、これは意味がありません。
なぜなら、薄めた次亜塩素酸ナトリウム液を長い間放置していると、塩(NaCl)ができてしまうからです。
当然ですが、塩には殺菌効果や漂白効果はありません。ですので、作り置きして時間が経つとせっかく作った液が単なる塩水になってしまいます。
必要な量をその都度つくるようにしましょう。

次亜塩素酸水もすぐ使わないと塩と水に分解してしまうので効果が無くなっちゃうんですよ。
最近では見かけなくなりましたが・・・
服の色落ち、金属が錆びる
漂白作用の他に金属腐食性があります。
特に塩素ガスが発生した場合、直接触れていなくてもガスのせいで金属が錆びる原因に。
腕時計やベルト、メガネのフレームは要注意ですね。
もっと安全に足の臭いを取る方法はいくらでもあります

塩素系漂白剤で消臭はやめた方がいい、と聞いてがっかりした方もいるかもしれませんが、他にも安全で効果の高い方法はいくらでもあります。
足をちゃんと洗う
足の臭いの原因のほとんどは、冒頭で述べたように足に繁殖した雑菌が出すニオイです。
まずはこの雑菌や臭い成分をきちんと洗い流すこと。
翌日に汚れやニオイを持ち越さない、というのは重要です。
毎日のお風呂で、ちゃんと足を洗うようにするだけでも変わります。
ただ、足の洗い方にもいくつか注意点が。
- 湯船に浸かって、足の皮膚を柔らかくする
- ゴシゴシ洗わない
- 固形石鹸をたっぷり泡立てて洗う
- 指の間は特に丁寧に洗う
これらの内容について詳しくは別記事で解説しています。
⇒足の臭いはお風呂で取る!?湯船に浸かって心も足もキレイになろう!
⇒足を洗うなら固形石鹸を選ぼう!正しい洗い方でニオイケアしませんか

私は手にたっぷりと泡をつけて洗うようにしています。
タオルやスポンジだと、どうしても余計な力が入ってしまうから。
また足の指の間は汗や臭いがたまりやすい箇所です。
ここをちゃんと洗うか洗わないかで、ニオイの取れ具合は大きく変わってきます。
爪の間の垢は、爪ブラシや古い歯ブラシでやさしく取ってあげましょう。
足を洗う石鹸はアニセ薬用石鹸がおすすめ
使う石鹸ですが、安い石鹸から高い石鹸までいろいろあるのでどれを使えばいいか悩みますよね。
私はいろいろ試した結果、「アニセ薬用石鹸」を使っています。
足専用に作られた石鹸ですから、汚れの取れ具合や足への負担など、足の臭い対策に特化しているというメリットがあります。
もちろん、全身に使っても問題ありません。
実際に使っている様子はこちらの記事にまとめました。
アニセ薬用石鹸は1週間で消臭効果を実感!口コミを検証してみました
靴下は裏返して洗う
靴下を洗っても洗っても臭い場合は、きちんと汚れやニオイ成分が取り切れていないのかも?
足に直接触れている靴下の裏側は、剥がれた垢や角質がいっぱいたまっています。
そのまま洗濯機で洗うだけでは、汚れが取り切れていないケースも。
面倒ではありますが、靴下を洗濯機に入れる前に裏返す。
これだけでも仕上がりがグッと変わります。
それでもまだ臭いなら、つけ置き!
たまりにたまった汚れやニオイは、靴下を裏返しただけでは取れないこともあります。
そんな時はつけ置きです。
まずは、お湯。
皮脂は40℃以上で溶けだします。
靴下の素材にもよりますが、40~60℃のお湯に30分つけるだけでも汚れの落ち具合は変わります。
つけ置きした後は、軽くすすいでから普通に洗濯します。
さらに強力に皮脂汚れを落とす方法は、重曹やセスキ炭酸ソーダといったアルカリ性のグッズ。

重曹が皮膚に触れるとヌルヌルしますよね?
あれは皮膚がアルカリと反応しているから。
この反応を利用して、重曹やセスキ炭酸ソーダで皮脂汚れを取ります。
しかも酸性のニオイであるイソ吉草酸や酢酸にも効果的と、まさに一石二鳥。
重曹やセスキ炭酸ソーダの詳しい使い方は別記事を参考にしてみてください。
⇒重曹で足の臭いが取れる!?試して分かった、効果的な使い方とは?
⇒セスキ炭酸ソーダで靴下洗濯がもっと効果的に!オススメの使い方は?
靴はローテーションする
毎日靴を洗うのが理想的ですが、なかなかそうはいきません。
だったら、せめて毎日同じ靴を履くのはやめませんか。
靴の構造上、しっかり乾燥させるには2~3日ほしいところ。
ですから靴を2~3足用意してローテーションしましょう。
靴が長持ちするというメリットもありますよ。
インソールは取り出して乾燥
靴のインソールは、毎回取り外しましょう。
インソールは靴下からの汚れやニオイをたっぷり吸いこんでいます。
そんなインソールを放ったらかしたままだと、いつまでたっても靴が臭いまま。
消臭インソールを使っている場合でも、毎回取り外してしっかり乾燥させるのがベスト。
まとめ

塩素系漂白剤で足の臭いが取れる!と期待してこの記事を読んでくれていたのならごめんなさい。
でも、調べれば調べるほど危険なことが分かってしまったので、どうしてもオススメすることはできませんでした。 なので、使い方についても書いていません。
(どうしても気になるよ、と言う方は検索してみてください)
本文でも書きましたが、そんな危険な方法を考えるより、もっと安全に手軽にできる足の臭い対策はいくらでもあります。
「足」「靴下」「靴(インソール含む)」の3点をしっかり対策することでほぼ解決します。
→【足の臭い】足・靴下・靴の3点セットで対策することが大切です!
自分で言うのもなんですが、このブログに書かれている知識だけで足の臭いは十分消せます。
おすすめの消臭グッズについては、記事内で紹介したアニセ薬用石鹸以外にも、実際に使った様子をたくさんレビューしてます。
ぜひぜひ参考にしてください。
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