どうも、足の臭いに定評のあるkusaoです。
以前ブログで重曹に関する記事を書く際にいろいろ調べていたところ、どうやら「クエン酸」も足の臭いを消すのに役立つ、という情報を得ました。
手軽に手に入る掃除グッズとして、重曹とならんで紹介されることの多いクエン酸。
果たしてその消臭効果はいかに・・・

ネタバレしちゃいます。
実際にその方法を試してみて、ちゃんと消臭効果があるなら今後も使っていこう!と思っていましたが、結果的にはビミョーな感じ・・・でした。
Contents
クエン酸ってどんなもの?
お掃除グッズとして知られているクエン酸。
あるいは梅干しの酸っぱい元であるクエン酸、いったいどんなヤツなんでしょうか。
ここでは、ニオイに関する特徴を述べておきます。
「アルカリ性」のニオイを消すことができる
クエン酸はその名の通り「酸性」なので、アルカリ性の物質と反応して中和させることができます。

足のニオイには大きく「酸性のニオイ」と「アルカリ性のニオイ」に分けられます。
酸性のニオイというのはイソ吉草酸などのいわゆる「お父さんの靴下のニオイ」で想像できるあのニオイです。
一方、アルカリ性のニオイとはアンモニア臭のこと。
激しい運動をして疲れがたまったり、お酒を飲んだ時にツーンと「おしっこ臭いな」と感じたことはありませんか?
実はあれ、体中の汗腺から汗と一緒にアンモニアが出てしまうことで臭うんですよ。
クエン酸は酸性なので、アンモニアと反応して別の物質(クエン酸アンモニウム)に変え、アンモニア臭を消すことが出来ます。
雑菌の繁殖が抑えられる(制菌)
先ほど少し触れた「酸性のニオイ」というのは、繁殖した雑菌が出すニオイです。
雑菌の性質として、弱酸性や酸性になると繁殖が抑えられます。
雑菌が増えないことで、足の臭いを抑えることにつながります。
ただ、直接足の臭いを消すわけではないのでご注意を。
クエン酸の制菌効果を利用して、コンビニのおにぎりには腐敗防止としてクエン酸が含まれています。
お弁当に梅干しを入れるのも、同じ理由です。
クエン酸で足の臭いを消す!
ここまで見てきて、クエン酸が足の臭いに効果があることが分かって頂けたでしょうか。
クエン酸を使った消臭方法としてよく紹介されているのが「足湯」です。
クエン酸足湯について
クエン酸足湯のやり方はこんな感じです。
①足をキレイに洗う
②洗面器に40℃前後のお湯を張る
③クエン酸を大さじ2杯程度入れ、よく混ぜる
④15分ほど足をつけておく
⑤しっかり洗い流す
重曹と組み合わせて効果アップ!?

クエン酸ですが、重曹と組み合わせることで「炭酸」をつくることができます。
入浴剤の「シュワシュワ~」という泡と同じです。
この炭酸の泡には
①角質を柔らかくする
②皮膚表面の汚れ(皮脂や垢)を浮かせて取りやすくする
③血行を良くする
という効果があります。
ただ一つ問題が。
酸性のクエン酸とアルカリ性の重曹を混ぜてしまうと中和されてしまいます。
するとクエン酸の「酸性」・重曹の「アルカリ性」を生かした消臭効果もなくなってしまうんです。
重曹についての記事でも解説していますが、重曹単体でも「イソ吉草酸」を中和する効果があります。
このイソ吉草酸は足臭のメインなので、いきなりクエン酸と混ぜて重曹のパワーが落ちてしまうのはもったいないです。
使うときは、重曹➡クエン酸の順番
というわけで、クエン酸と重曹の足湯は別々に使うほうが効果がアップします。
使う順番は重曹➡クエン酸です。
足をキレイに洗った後、まず「重曹」でイソ吉草酸のニオイをしっかりとってから、軽くシャワーで洗い流し、「クエン酸」足湯をしてアンモニア臭を消します。
さらにクエン酸の制菌効果もプラス!
それぞれ10分ほど入ればOK。
クエン酸足湯のデメリット
クエン酸足湯で足の臭いを取る方法をお伝えしました。
ですが、クエン酸足湯には2つデメリットがあると感じました。
一つ目は、酸性のニオイには効果がなく、雑菌の繁殖を抑えるだけだということ。
どちらかというと、足の臭いのメインはイソ吉草酸などの酸性のニオイなんですよね。
私の足が臭い時って大抵そのニオイですから。
そんな私の足臭に効かないというのはデメリットでした。
まぁ、重曹と組み合わせればこの欠点も解消されるんですけど・・・

ただ、ぶっちゃけて言うと、そこまで足湯でニオイが取れた感じはしなかったんですよねぇ。
マシにはなったのかな?程度でした。
そして、もう一つのデメリット。それは・・・・
正直、めんどくさいです。
仕事から帰ってきて子供と触れ合う時間も欲しいし、家事をする時間も欲しい。
そんな中で足湯で数十分も使うのはちょっとめんどくさいんですよね。
こういった点を踏まえてクエン酸足湯を利用してください。
※子供のおねしょにクエン酸スプレーが効く!
子育てしていると出てくる悩みが「子供のおねしょ」ですよね。
このおねしょで汚れた布団の臭い取りに、クエン酸が効果的なんです。
介護にも使えるので、生活の知恵として覚えておくと便利ですよ。
おねしょで汚れた布団をキレイにする方法
①おしっこの水分を吸い取る
⇒おむつ、ペットシート、タオルなど、しっかりと水分を吸収できるものを使いましょう。

サイズアウトしたおむつは、こういう場面で役立ちます。
他にも、古い油を吸収してくれたりするんですよね。
②クエン酸水スプレーでニオイを取る
⇒おしっこの臭いはアルカリ性であるアンモニア臭なので、クエン酸でニオイが取れます。

クエン酸水スプレーの作り方はクエン酸5gに対し、水を100ml加えて良く振り混ぜるだけ。
1か月程度で使い切れるのであれば、量を増やしても大丈夫です。
100均でも売っているスプレー容器に入れて、ガンガン使っていきましょう。
おしっこの臭いって結構しつこいので、除菌スプレーよりも先にニオイを取ることを優先します。
③おしっこの臭いが取れたら、もう一度水分をしっかり吸収する
⇒水分がいつまでもあると、雑菌の繁殖原因になります。
④よく乾かす(天日干しや布団乾燥機を使う)
まとめ
私が実際にクエン酸を使って足湯をした結果、期待していたほどの消臭効果は得られませんでした。
仮にそこそこ消臭できたとしても、めんどくさがりの私にしたら、足湯にずっと浸かっているというのが合わなかったでしょうね。
それだったら湯船にしっかり浸かって石鹸で足をキレイに洗ってる方がよっぽどラクチンだと思いました。
お風呂の効能についてはこちらのページで解説しています。
⇒足の臭いはお風呂で取る!?湯船に浸かって心も足もキレイになろう!
※実際に管理人が使って「効果アリ!」を実感した消臭グッズのレビュー記事をまとめました。
簡単に足の臭いを消すことができるグッズもたくさんあります。
ぜひ参考にしてください。
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