
kusao
我が家でも、外から帰ってきたら ・玄関で上着を着替える・しっかり手洗い ・仕事用カバンは玄関に置いて、絶対部屋に持ち込まないというルールができました。 特に私は大阪へ通勤していることもあり、仕事から帰ってきたときには念入りにやってます。

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あぁ、たしか塩化ベンザルコニウムは除菌効果があるよ~。 でも、アルコールより効果があるかどうかはちょっとよく分からないな。
・塩化ベンザルコニウムっていったい何?・塩化ベンザルコニウムの効能とは?・塩化ベンザルコニウムを使った靴の除菌方法とは?
それでは、さっそく見ていきましょう。 (これ以降、アルコール=エタノールとして話を進めていきます) 目次
塩化ベンザルコニウムっていったい何?効能は?

塩化ベンザルコニウムは界面活性剤の一種
塩化ベンザルコニウムは、界面活性剤(正確には陽イオン界面活性剤)の一種です。 界面活性剤ということは、石鹸や洗剤の主成分です。 その性質を利用して、塩化ベンザルコニウムは「逆性石鹸」として広く使われています。
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何が「逆」なの?ということについて解説しますね。 界面活性剤には「陽イオン」タイプと「陰イオン」タイプの2種類が存在します。 私たちが普段使う石鹸や洗剤の多くは「陰イオン界面活性剤」なんです。 一方、塩化ベンザルコニウムは陽イオン界面活性剤。 塩化ベンザルコニウムは、普段使う石鹸・洗剤と逆の性質を持つ、という意味で「逆性石鹸」というわけです。
逆性石鹸の効果・効能は?
逆性石鹸は、私たちが普段使う石鹸に比べると、洗浄力は劣ります。 ですが、細菌やカビに作用させるとその表面に吸着して性質を変えてしまうことから、殺菌や消毒効果を持つんです。 なので、普通の石鹸で汚れを落としてから逆性石鹸を使うと、効率よく殺菌・消毒が出来ます。 特に塩化ベンザルコニウムは、手指の殺菌・消毒に力を発揮してくれることから、よくお店に備え付けてある消毒剤に使われています。アルコールとの違いは?手指消毒なら変わらない
さて、妻からも聞かれた「塩化ベンザルコニウムとアルコールとの違い」についてはどうなっているのでしょうか。 めちゃくちゃざっくり言ってしまうと、「アルコールの方が殺菌・消毒の効果は高い」です。 ただし、これは「一般細菌以外の結核菌やウイルスも殺菌効果がある」という意味です。 手指の消毒に使う分には、どちらでも構いません。
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消毒薬としてのランクでいうと、アルコールは中水準消毒薬、塩化ベンザルコニウムは低水準消毒薬となっています。 低水準といっても一般細菌には効果があるので、手指消毒に使う分には問題ありませんよ。
塩化ベンザルコニウムを使った靴の除菌方法とは?

靴が臭い原因のおさらい
当ブログでも何度か語っていますが、靴に繁殖した雑菌が臭い成分を出すことで臭くなります。 →靴が臭いのには理由がある!今すぐできる靴のお手入れ方法とは!? ということは、雑菌をしっかり除去すればニオイの元から断つことができる、ということですよね。 では、具体的に塩化ベンザルコニウムを使った靴の除菌方法について見ていきましょう。塩化ベンザルコニウムで靴を除菌する方法
塩化ベンザルコニウムはごく普通の薬局で手に入ります。 有名どころでいえばオスバンでしょうか。 このオスバンを使って、靴をつけ置きすることでこびりついた雑菌を除去していきます。 やり方はこんな感じ。 ・靴の汚れを洗っておく・バケツや洗面台に水を5L張る・オスバンを10ml(キャップ2杯分)加え、混ぜる・靴を入れて1時間程度つけておく・シャワーでしっかり流し、洗濯機で普通に洗濯する
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水を5Lと書きましたが、必要に応じて量は変えてください。 オスバンを500倍に薄めていれば、問題ないです。
塩化ベンザルコニウムの除菌効果はかなり高い!
実際にやってみると、靴が無臭になりました。 調べてみると、登山靴やサイクリングシューズなどの、臭いがこってりこびりつきそうな靴でもしっかり消臭できるようです。 服でも除菌・消臭できるので、臭いが気になるものがあれば是非試してみてください。 お家で使える消毒グッズでサクッと靴の臭いも取れれば、一石二鳥ですね!リンク
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