どうも、足の臭いに定評のあるkusaoです。
突然ですが、あなたは炎天下の中、汗をダラダラかきながら歩いているサラリーマンを見てどう思いますか?
「あぁ、大変そうだなぁ」「頑張ってるなぁ」と好意的に見てくれる人は少数派で、どちらかというと

うわぁ、何か汗臭そう
なんて否定的にみられることが多いはず。
哀しいですが、これが現実です。
汗をかいている=臭そう、というイメージは根強く、夏になるとデオドラント関連グッズが人気です。
でも、実は汗そのものが臭いケースは少ないって知ってましたか?

汗は臭いのきっかけに過ぎないんです。
汗を止めることだけを考えていても、足の臭いは減らないんですよ!
そこで記事では、汗と臭い(特に足の臭い)との関係について解説しています。
今後の汗対策の参考にしてくださいね。
Contents
足の臭いが気になるのはこんな人!
大手生活用品メーカー「ライオン」が20~40代の働く男女を対象に行ったアンケートによると、足の臭いが気になる人として最も多く挙げられたのは「赤の他人」でした。

これ、意外ですよね。
家族とか職場の人かと思ったら違うんですね。
(ちなみに2位は「配偶者」、3位が「会社の同僚男性」、4位が「同僚女性」と続きます)
「通勤電車で近くに座った人から臭う」「居酒屋」「前を歩いている人のサンダルから」などシチュエーションは様々です。
街ですれ違う人の足が臭いなんて予期できないからこそ、余計にニオイが気になるのかもしれません。
実際、人間の本能として他人のニオイには敏感になります。→足が臭いと嫌われる?足のニオイと人間関係は大きく関係する!
あなたのその足の臭い、周りの人は気づいてるかもしれませんよ・・・
足が臭い原因って何なの?
ではそもそも、どうして足が臭くなるんでしょうか。
汗をいっぱいかくと足が臭くなりますよね。
だから「汗=臭い」と考えがちなのですが、足の汗についていえば少し違います。
汗腺(かんせん)について
ヒトの体には、「汗腺」と呼ばれる、汗が出てくる機関が無数にあります。
汗腺には、体全体にある「エクリン腺」と、わきの下などの特定部位にしかない「アポクリン腺」の2種類に分かれるんです。
エクリン腺から出る汗は99%が水、それ以外はほとんどが塩分であり、臭い成分は含まれていません。
一方、アポクリン腺から出る汗にはニオイ成分、いわゆるフェロモンがふくまれているため、ニオイを感じます。
そして気になる足の裏にあるのはエクリン腺。(足の表には汗腺がありません)
つまり、足に汗をかいたからと言って、本来は臭くなることはないんです。
足臭にはいろいろあるのですが、あの独特の足の臭いが起きる理由の一つには
「繁殖した雑菌がニオイを出すから」
ということが挙げられます。
繁殖した雑菌がニオイを出すってどういうこと?
雑菌は人間と同じように、エサを食べて分解物を発生させます。
この分解物が「イソ吉草酸」「酢酸」などの酸っぱいニオイの原因となるんです。
汗そのものは、あくまで足が臭くなるきっかけに過ぎません。
雑菌が繁殖する条件
雑菌が繁殖するためには「エサ」「水分」「温度」が必要です。
実は足や靴下、靴はこの3つの条件がそろっています。
まず「水分」とは汗ですね。
「エサ」となるのはホコリや皮脂、剥がれ落ちた角質などです。
汗をかきまくってふやけた皮膚からは角質がはがれやすくなります。
そして雑菌は、35℃~40℃付近で繁殖しやすく、37℃前後、つまりヒトの体温くらいの温度帯が最も活発に活動するんです。
どうでしょうか?
見事に3条件揃ってますよね。
足が臭くなるのも納得です。
ビジネスシューズは特に臭くなりがち
もともと靴というのは通気性が悪いため湿気や臭いがこもりがちです。
その中でも私たちサラリーマンの必須アイテムである革靴は、特にニオイやすいんです。
大手メーカーの「エステー」が公表しているデータによると、ビジネスシューズの湿度は1日の80%が湿度90%を超えているそうです。
しかもこれは、靴を脱いでいる時間も含めての話。
靴を履いているときは平均99%以上!
こんなの、ほとんど水たまりに足を突っ込んでいる状態と変わらないですよね。
さらに靴の中の温度も、靴を履いているときは常に30℃以上というデータが。

つまり、何も対策しなければ足が臭くなるのは当然のこと。
あなただけ足が臭いわけじゃないんです。
これだけ靴の中が高温多湿だと、皮脂や角質もふやけて剥がれやすくなるので、雑菌のエサが増え、ますます繁殖しやすくなるという・・・まさに無間地獄。
湿気やニオイが抜けにくい
ビジネスシューズを一日履いて脱いだ瞬間は、強烈な湿気とニオイがこもっています
。
これは一晩靴箱に置いておくだけでは完全に抜けません。
次の日も普通に履いてしまうと、いくら足をキレイに洗っても、まっさらの靴下を履いていても、靴に足を入れた瞬間からもう臭い・・・なんてこともよくあります。
ストレスを感じると出てくる汗もある
満員電車に揺られての通勤、大事なお客さんとの打ち合わせ・・・サラリーマンにストレスはつきものです。
「手に汗握る場面」なんていう言葉もありますが、人はストレスを感じると手の平や足の裏など、体の特定の部位から汗を出します。
これは「精神性発汗」とよばれるもので、止めようと思っても止められません。
通勤電車で言えば、常に踏ん張って立っている状態もストレスです。
最近だとコロナウイルスの感染予防として密着してしまう場面って余計にピリピリしてしまいますから、これも精神性発汗が起きる原因になります。

精神性発汗は、まだ人間が木の上で生活していた時代の名残です。
その当時、木から滑り落ちるということは、地上にいる敵に食べられてしまうという危険がありました。
だから、足が滑り落ちないようにグッと踏ん張るとき、つまりストレスを感じる時は滑り止めのために手や足の裏に汗をかくようになったようです。
靴下も足の臭いの原因?
靴下を脱いだ瞬間の足ってめちゃくちゃ臭くないですか?
これは靴下の構造に原因があります。
いわゆる通常のソックスタイプの靴下だと、足の指同士がくっついてしまいますよね。
この状態が長時間続くと、指の間の汗が乾かずに皮膚が柔らかくなってはがれやすくなるため、雑菌が繁殖しやすいんです。
そしてニオイがこもることで臭くなる・・・
さらに、水虫の原因にもなります。(実は水虫になる原因って足が臭くなる原因とよく似てるんです)
足の臭い対策、どうすればいいの?
ここまで様々な要因で足が臭くなることを見てきました。
ではどうすればいいのか?
洗濯物の生乾きと一緒
足が臭くなるのは、生乾きの洗濯物が臭い理由と同じです。
要するに、「さっさと乾かしてしまう」のがニオイを抑えるコツなんです!
会社員の方でいえば、
・デスクワークの時は靴を履き替える
・可能なら靴下を履き替えたり、足の指の間の汗を拭きとる
こうしたことをやるだけでも、効果はあります。
五本指靴下のすすめ
あと、五本指靴下もオススメです。
私は基本は五本指靴下しか履いてません。
五本指靴下は、足の指の間の汗や臭いをグッと減らすことができますし、しっかり踏ん張ることが出来るので体を動かすときにも力が入りやすくなります。
一昔前なら、五本指靴下はあまりいいイメージがありませんでしたが、最近では女性が履いても違和感のないオシャレな五本指靴下も売っているので、気軽に履いてみるのも良いのでは?
五本指靴下についてはこちらの記事で詳しく語っています。
足が臭い?なら、五本指靴下を履くべし!実はすごいぞ五本指靴下!
靴はローテーションする
靴は3足ローテーションにして、一日履いた靴は2日間休ませましょう。
こうすることで溜まった湿気やニオイを除去できるし、しかも靴も長持ちします。
どうしても同じ靴しか履けないのであれば、靴の中を除菌シートなどでふき取ってから履くようにすると良いですよ。
まとめ
足が臭くなる原因と対策をまとめてきましたが、手軽に出来る対策としては

みんな、五本指靴下を履こうぜ!
五本指靴下については、別記事で解説していますが、ホントにめちゃくちゃいいんですよ。
単にニオイ予防だけでなく、パフォーマンスが上がるんです。
元プロ野球選手の松井秀喜さんやプロゴルファーの片山晋呉さんなど、有名なアスリートも五本指靴下を使っているんですから、その効果は実証済みです。
しかも冷え性にもいいから、男性はもちろんのことホントは女性の方にも履いてほしいと思ってるんですよねぇ。
五本指靴下が当たり前になる世の中になってほしいというのが、私の願いです。
・・・何だか話がずれてしまいましたが、まずはできることから足の臭い対策を始めていきましょう!
それでは、ありがとうございました!
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