こんにちは、kusaoです。
デオドラント剤と制汗剤、何が違うの?
梅雨本番のこの時期。
私の近所の薬局では「デオドラント剤」コーナーが設置され、デオナチュレなどの消臭クリームがずらりと並んでいます。
でも、「制汗スプレー」は別の場所にあったんです。
私の頭の中は???。
あなたは分かりますか?
デオドラント剤と制汗剤の違い。
それぞれの意味をちゃんと分かってないと、間違ったニオイ対策をしてしまってるかも!?
この記事を読んで、デオドラント剤と制汗剤について正しく知ってください。
そして、ちゃんと効果のあるニオイ対策をしてほしいです。
デオドラント剤と制汗剤、その定義は?
気になるデオドラント剤と制汗剤の違いをカンタンに説明しますと、
- デオドラント剤・・・雑菌の繁殖を抑えて、ニオイを抑えたり除去するもの
- 制汗剤・・・汗を一時的に抑えるもの
ということなんです。
制汗剤には、ニオイを抑える効果はないんです。(結果的に、ニオイにくくなることはありますが)
使う目的を間違えないようにしましょう。
デオドラントについて
先ほど、デオドラント剤とは「雑菌の繁殖を抑えて、ニオイを防いだり除去するもの」と説明しました。
デオドラント剤を足に使う場合、足に存在する雑菌(皮膚にもともといる”皮膚常在菌”も含む)に働きかけます。
一言で「菌」と言っても、全てが悪者というわけではありません。
体に存在する菌は、適切なバランスを取ることで外敵から身を守っています。
ニオイがする、というのはこの菌バランスが崩れている状態なので、適度にデオドラント剤を使うことでバランスを元に戻すことができます。
ところが、あまりニオイのない人(バランスがそれほど崩れていない人)がデオドラント剤を「防臭」のために使うのはキケンです。
なぜなら、本来体を守ってくれるはずの皮膚常在菌まで殺菌してしまい、余計に臭くなりやすい状態をつくってしまうから。
自分の足、臭いんじゃないかな・・・と気にすることは大切なんですが、あまりに気にしすぎて過剰防衛するのも、これまた問題です。
ニオイのトラブルってホントややこしいんですよね。
制汗剤について
制汗剤はその名の通り、汗を一時的に抑えるという効果しかありません。
なので、「ニオイ対策」として制汗剤を使うのは、本来の役割としては間違っていることになります。
そもそも制汗剤は、汗腺(=汗が出る器官)の出口をふさぐことで、汗を抑えるものです。
使いようによっては、体にとって害になってしまうことも!?
制汗剤を使えるのは「わきの下」と「足裏」だけ!?
汗腺をむやみにふさぐことで、体温調節ができなくなってしまいます。
そうすると、熱が体内にこもってしまうんです。
暑くなる時期に、熱を体の外へ出せないと熱中症のリスクが高くなります。
じゃあ、どこに制汗剤を使えばいいの? と言いますと、安全に使える場所は「わきの下」と「足の裏」の2か所のみ。
この2か所の汗は蒸発せずにこもるため、体温調節にあまり関係ないから。
それ以外の場所は、あまり過剰に使わないようにした方がいいですね。
汗をダラダラかいているのは恥ずかしい・・・と思う気持ちも分かりますが、一日に何度も制汗スプレーを使うのは考え物です。
ニオイ対策には、デオドラント剤を使おう
足に限らずですが、ニオイ対策が目的なら「デオドラント剤」を使うようにしましょう。
もちろん、汗を長時間放置するとニオイの原因になるので、こまめに汗を拭くというのもニオイ対策として有効です。
まとめ
聞かれると意外と答えづらい「デオドラント剤」と「制汗剤」の違いが分かっていただけたでしょうか。
今までさんざん足の臭い対策について記事を書いてきた私も、よく分かっていなかったことがたくさんありました。
臭いを抑えたいのか?それとも汗を抑えたいのか?
目的をちゃんと理解してから使うようにしたいですね。
コメント