どうも、足の臭いに定評のあるkusaoです。
季節ごとに足が臭い理由がある!ということで、以前春と夏に足が臭くなる理由を解説しました。→【季節ごとに解説】年中足が臭い理由とは!?~春・夏編
今回はその続き、秋と冬に足が臭くなる理由をまとめました。

夏に比べて汗をかく量も減ってるし、大丈夫でしょ?と思ってたら、痛い目みますよ!
だんだん寒くなるこの季節ならではの足が臭い原因があります。
おススメの対策も後で語ってますので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも足が臭い理由ってなんだ!?
季節ごとに足が臭い理由を語る前に、足が臭くなる原因を先にまとめておきます。
①足に繁殖した雑菌が臭い成分を出すから
②汗にアンモニアが混じるから
では、一つずつ詳しく見ていきましょう。
①足に繁殖した雑菌が臭い成分を出すから
足が臭いときの大きな理由がコレです。
足の裏というのは、ごく普通に生活しているだけで、一日当たりコップ1杯分(約200ml)の汗をかきます。
この汗自体が臭いわけではないのですが、常に汗がいっぱいある状況は雑菌が繁殖しやすくなります。
それに加えて、日中は靴下や靴を履くことで、足は常に高温多湿になっています。
雑菌は人間の体温くらい(35~40℃あたり)が最も元気に活動するので、汗をたっぷりかいて蒸れ蒸れの足は、雑菌にとってパラダイス。
さらにさらに、これだけ高温多湿だと足の皮膚がふやけて角質がはがれやすくなります。
実はコレ、雑菌にとってはごちそうなんです。

そして、雑菌が角質をパクパク食べて分解した際、ニオイ成分が放出されます。
ちょうど、人間がご飯を食べたあとにう〇ちをするように・・・
この時に放出される「イソ吉草酸」「イソ吉草酸エチル」「酢酸」などが、あの独特の酸っぱいニオイの原因です。
足というのは、雑菌にとっては「温度」「湿度」「エサ」が揃った最高の環境です。
普通に生活しているだけで、足が臭くなりがちなんですよね。
②汗にアンモニアが混じるから
クタクタに疲れた時や、お酒を飲んだ時に、なんだか「おしっこ臭いな」と思ったことありませんか?

実はこれ、汗と一緒に体内からアンモニアが放出されることでアンモニア臭がしてるんです。
別名、疲労臭ともいいます。
そもそもアンモニアは有害物質ですから、普通なら肝臓で処理されて尿素として体外へ排出されます。
ところが、肝臓が疲労して本来の処理能力が発揮できなくなると、処理しきれなかったアンモニアが血流に乗って全身を巡ります。
そして、汗とともに体の外に出て、ツーンとしたニオイがすることになります。
肝臓が疲労するのは、こんな場合です。
・激しい運動をしたとき
・お酒に含まれるアルコールの影響
・過剰にたんぱく質を含む食事
肝臓はかなりデリケートな臓器なので、労わってあげましょう。
普段の食事にも気を付けると良いですよ。→食事で足が臭くなる?足の臭いに悪いもの・良いものとは?
さて、前置きが長くなりましたが、これらを踏まえて秋・冬に足が臭くなりやすい理由と対策を見ていきましょう。
秋に足がクサい理由!?
秋の気候といえば、真夏ほど暑い日はもうないけど、たまに汗ばむくらい暑かったり、グッと冷え込む日もあったりしますね。
また台風が多い季節なので、台風前後で気温変化も大きくなりがちです。
そんな秋に足がクサくなる理由とは・・・?
汗腺は全開モード!!なのに・・・
夏の暑い時期を過ごす中で、あなたの体中の汗腺はイヤでも覚醒しています。
ちょっと暑いなと感じたら、ガンガン汗をかいて体温を下げようとします。
ところが、秋は気温の変動が大きい季節。
グッと寒い日になると、「寒っ!!」と慌てて秋用の服を着こむでしょう。
そうして体が暖かくなると・・・汗腺は勘違いします。

おっ!?体温が上昇している・・・
よっしゃー!
汗かいて体温を下げるんだ!!
こんな感じで、別にかかなくてもよい・・・というと語弊がありますが、頑張って汗をかこうとしすぎてしまうんです。
着込んでいる状態で汗をたっぷりかくわけですから、熱や汗がこもり、臭いやすくなってしまうんです。
他にも、夏ならサンダルだったのに、秋になるとオシャレなブーツを履くというオシャレさんなあなた。
ブーツは、その構造上どうしても汗やニオイがこもりやすくなります。
しっかり対策しないとお気に入りのブーツが臭くて履けない!なんて悲劇も・・・
やっぱり食欲の秋!
秋といえば、食欲の秋と言われるだけあって、旬の美味しい食べ物がいっぱい!
夏バテでなかなか満足いく食事が出来なかったこともあり、ついつい食べ過ぎちゃうって人も多いですよね。
また、寒くなると脂肪を蓄えようという生物としての本能が働き、普段より食いしん坊さんになりがちです。
美味しいものを食べ過ぎるとどうなるか?
先ほど述べたように、肝臓が疲労してアンモニアを処理しきれなくなってしまいます。
それが疲労臭につながるというワケです。
秋の足のニオイ対策とは?
それでは、秋に気を付けたい足のニオイ対策について見ていきましょう。
秋ファッションに衣替えしたときは要注意!
これまでの夏の服装から一気に秋本番の装いに変えてしまうと、体が混乱して不必要な汗をかいてしまいます。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、9月いっぱいまでは気温が高い日が続きます。
この時期は暑いと感じたらすぐに脱いで温度調節できるような服装がオススメです。

気温が低くなっていけば汗腺も徐々にペースを落としていきますから、夏から秋への変わり目の時期である9月は気を付けましょう。
というより、真冬でなければガンガンに着込む必要はありません。
秋はオシャレな服を着たくなりますが、まずは体が気候になれることを優先しましょう。
運動は続けるのが吉!
せっかくの食欲の秋、美味しい食べ物を我慢しろ・・・というのは酷です。
ですから、せめて食べてばかりではなく、運動してバランスを取りましょう。
気温が下がってくると、汗腺は冬眠状態に入ろうとします。
実は、これが冬の足がクサい原因にもなってしまいます。
秋本番は、気候的に過ごしやすく、運動にもってこいの季節です。
美味しいものを食べて、しっかり体を動かして汗腺の活動を止めないようにしましょう。
冬に足がクサい理由!?
では、冬の寒い季節に足がクサくなる理由とは一体何でしょうか?
着こむことによって熱がこもる
秋もそうですが、冬は特に足から冷えてきます。
なので寒さ対策として分厚い靴下を履いたり重ね履きしたり、あったかいブーツをはいたりしますね。
さらに電車に乗れば、足元から暖房のあたたかい風があたります。
ただ、これがいきすぎると足が必要以上にあたためられてしまいます。
そして、足から汗が出る➡汗によって冷える➡温める➡汗が出る➡汗によって冷える➡・・・という悪循環によって汗をたっぷり吸った靴下やブーツが臭いを発してくるのです。
ブーツもそうですが、夏に履く靴に比べると、冬に履く靴って通気性が悪いものが多いです。
良く言えば熱を逃がさない構造なわけですが、それが仇となってニオイも逃がさない構造になってしまいます。
冷え性の方はさらに気を付けて・・・
私もそうですが、特に末端冷え性の方はあまり足を温めすぎないように注意しましょう。
すぐに汗をかいて足が冷えてしまいます。
水分をとらなくなる
寒くなると、つい水分を取る量が減ってしまいます。
ですが、寒くなって汗腺の働きが抑えられているうえに体内の水分が減ってしまうと、「ドロドロ汗」が出やすくなります。
これは普通の汗に比べてニオイやすくなっています。
お酒を飲む機会が増える
忘年会・新年会シーズンですから、お酒を飲む機会が増えますね。
前章でも書きましたが、アルコール摂取はニオイがきつくなる原因になります。
くれぐれも飲みすぎには注意です。
冬のニオイ対策とは?
必要以上に着込みすぎない
寒いのはイヤだからといって、必要以上に着込むと体温調節が難しくなります。
特に足元を寒さから過剰に守ろうとしないようにすることが大切です。
冷えた足は足湯でしっかり温めましょう
一日の冷えや疲れは、足湯でしっかり取り除くようにしましょう。
重曹やミョウバンを使った足湯も取り入れるとニオイもとれやすくなります。
特に飲み会などで、足からツーンとしたニオイがするときは、ミョウバン足湯が効果的です。
→足の臭いにミョウバンは効果あり!?重曹と組み合わせるとさらに…
→重曹で足の臭いが取れる!?試して分かった、効果的な使い方とは?
運動・水分補給は忘れない
寒くなると、どうしても汗をかきにくくなります。
そんな状況で汗をかくと、余分な皮脂など、雑菌のエサになる余計なものが含まれたギトギト汗になります。
これが、雑菌の繁殖をサポートしてしまうので、それを防ぐためにも運動し、汗腺を冬眠させないようにしましょう。
まとめ
秋と冬、それぞれに足がクサくなる要因があります。
足は油断すると、すぐに臭くなります。
きちんと対策を怠らないようにしましょう!
その他、管理人おススメの足のニオイ対策はこちら
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