
kusao
「柿渋」と聞いて、何をイメージしますか? 私は・・・「おっさんの加齢臭」です。
目次
柿渋っていったい何者?

- 岐阜の美濃渋
- 京都の山城渋
- 岡山の備前渋
柿渋の効果・効能について


kusao
柿渋にはタンニン(柿タンニン)の他にもカテキンやフラボンなど、どこかで聞いたことのあるような栄養素がたっぷり含まれています。 ちなみにタンニン、カテキン、フラボンは「ポリフェノール」の一種です。 これも聞いたことがあるって人も多いのでは?
タンニン
抗酸化作用、ウイルスや菌の増殖を抑える働きがあります。 柿タンニンに含まれるフェノール性水酸基という物質がニオイ成分と化学的に反応して、ニオイのない物質に変えるのです。 加齢臭の元となる「ノネナール」、汗臭「アンモニア」、足臭「イソ吉草酸」など、さまざまな悪臭に消臭作用を発揮することが明らかになっています。 詳しくは後ほど解説します。カテキン
コレステロールの吸収を抑え、脂肪の吸収を穏やかにするはたらきがあります。 若さを保ちたい方、生活習慣の気になる方に有効とされています。 カテキンを多く含む食品として有名なのが緑茶ですね。フラボン
血圧を適正にコントロールしたり、血管壁に作用し柔軟化させるはたらきがあります。 抗菌作用もあるため、消臭にも効果を示します。 「大豆イソフラボン」で一躍有名になりました。なぜ柿渋は消臭力があるのか

柿タンニンってこんな形してます
ちなみに、柿タンニンの化学構造式がこちら。

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この化学構造式を見て大体の性質が分かる人はほとんどいないと思いますが・・・ちなみに私もよく分かりません(笑) 写真の中にいくつも「-OH」という部分があるのは分かるでしょうか。 これをフェノール性水酸基といい、フェノール性水酸基がたくさんある化合物のことを「ポリフェノール」(ポリは”たくさん”の意味)といいます。 (化学的に少々乱暴な説明なのはご了承ください)
柿タンニンは抗菌作用もすごい
柿渋には消臭作用だけでなく、抗菌作用、つまり細菌の繁殖を抑えることができます。 これもまた、柿タンニンにたっぷり含まれるフェノール性水酸基がキーマンです。 ニオイの原因の多くは、皮膚にいる雑菌が皮脂やタンパク質を分解する際に発生する、という話はこのブログでも何度も取り上げてきました。 柿タンニンにはこういった雑菌の増殖を抑える効果があります。 雑菌がいない⇒皮脂の分解も行われない⇒ニオイが発生しない、ということになるわけですね。柿渋を使った消臭グッズも多く販売されています。
こういった消臭・抗菌効果に優れた柿タンニンを使っている消臭グッズは多く販売されています。 メジャーなところだと、柿渋を配合した石鹸でしょうか。 当ブログでも柿渋を配合した「アニセ薬用石鹸」という足専用の消臭石鹸をレビューしています。 値段としては少々高い部類に入るのですが、使ってみるとその効果に納得できます。 足を洗い続けるだけで臭いが消えていくので、気になる方はレビュー記事をご覧下さい。 ⇒アニセ薬用石鹸は1週間で消臭効果を実感!口コミを検証してみました新型コロナウイルスを不活性化!?


kusao
人に対して有効かどうかはこれからの研究次第ですが、柿渋が人類史に残るような偉業を達成するかもしれないんです。 柿渋マジスゴイ・・・ ※一応書いておきますが、柿を食べれば新型コロナウイルスに感染しない、ということではありません。
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