どうも、足の臭いに定評のあるkusaoです。
今年(2020年)の暑さもピークを過ぎ、これから少しずつ涼しくなって過ごしやすい季節が来つつありますね。
しかし、そんな時期に油断していると
ブ~ン
とやってくるのが・・・そう、蚊です。
アパートの駐輪場から、自転車を出しているほんの数分間で蚊に刺されることは日常茶飯事。

特に我が家は小さな娘がいるので余計気になります。
子供の虫刺されって結構腫れるんですよね。
なぜ私がこのブログで蚊について話しているのかといいますと、実は足の臭いが「蚊に刺されやすいかどうか」に関係がある!ということが分かったからです。
結論から言いますと、足が臭い方が蚊に刺されやすい傾向にあります。(もちろん、それ以外にも蚊に刺されやすい人はいます)

なんてこった!
足が臭いって、そんなところでも損してるのか!
ちょっと衝撃だったので、詳しく記事にまとめました。
よく蚊に刺されるなぁという方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
蚊がヒトの血を吸う理由とは?
まずは蚊がなぜ人を刺すのか?そのことについて触れておきましょう。
なぜ蚊はヒトの血を吸うのか?
まず、人を刺すのは産卵期のメス蚊だけです。
メス蚊が栄養補給のために人間の血を吸っているんですね。
蚊に刺されて猛烈にかゆくなるのは、蚊が血を吸う際に血が固まらないように唾液を注入するからです。
これが、かゆみの原因です。
蚊が活発に活動するのは、真夏・・・ではない!?
夏になると蚊取り線香や虫よけスプレーのCMがよく流れますよね。
だから蚊が活発に活動するのは真夏なのかな?と思っていたのですが、実はそうではないようです。
実は蚊が活動する温度帯は25~30℃くらいだそうです。
ということは、真夏よりも春から夏にかけての時期や、9月下旬ごろの涼しくなってきたなぁという時期が、一番蚊にとっては過ごしやすい季節なんです。

確かに真夏のめちゃくちゃ暑い日の昼間って蚊をあまり見なかったような。
夕方とか夜によく刺されてた気がします。
なので、季節に限らずちょっと汗ばむような日は、蚊の対策をしたほうがいいということになります。
むしろ9月の終わりごろ、秋のお彼岸のあたりは涼しくなってくるので特に要注意です。
蚊はどうやって血を吸う相手を選んでいるのか?
蚊が血を吸う際に、まず「皮膚表面の温度」に反応します。
体温が高めの人は蚊が寄ってきやすいので、刺されやすいです。
また、二酸化炭素にも反応します。
ヒトは呼吸するときに酸素を吸って二酸化炭素を吐き出しますが、この吐き出された二酸化炭素に蚊が反応して寄ってきます。
さらに!冒頭で述べたように蚊はニオイにも反応します。
乳酸や体臭に含まれるニオイ物質に反応して寄ってくるんです。

補足です。
よく蚊に刺されやすい血液型の話題が出ることがありますが、(確かO型が刺されやすいとかだったと思います)あの根拠は不明です。
また、男性より女性の方が刺されやすいのですが、この理由もよく分かっていません。
ということで、蚊にさされやすいヒトの特徴は次のようにまとめられます。
①体温が高い
低体温の人に比べて、体温が高い人は蚊に刺されやすくなります。
特に乳幼児や妊婦さんは体温が高めなので刺されやすいので要注意です。
他にも、お酒を飲む・運動をすることで体温が上がりますから、これも蚊を誘引する原因になるんです。
②二酸化炭素の排出量が多い
先ほどの話にもつながるのですが、体温が高い人は基礎代謝が高いために二酸化炭素の排出量が多くなります。
乳幼児や妊婦さんのほか、若い方もこれに当てはまります。
また、お酒を飲むとゲップが出やすくなったりして二酸化炭素の排出量が増えるし、運動をすると呼吸が激しくなるので二酸化炭素の排出量が増えます。
ちなみに運動すると、体内に乳酸が発生するのですが、乳酸も蚊の大好物です。
(昔は乳酸といえば疲労物質、というのが定説でしたが、最近ではどうも違ってきているようですね。)

私が蚊に刺されるときって大抵汗をかいてました。
なので蚊は汗に反応するのかと思ってたのですが、汗っかきな私が暑さで疲れているから蚊が寄ってきてたんでしょうね。
特に今年は夏でもマスクをつける機会が多かったですよね。
マスクだと顔に熱はこもるし、息苦しいから呼吸が早くなってしまう。
これも蚊がやってきやすい原因です。
③体臭が強い
この記事で一番お伝えしたかったことなんですが、二酸化炭素や乳酸以外にも、蚊は体臭に含まれる様々なニオイに誘引されることが分かっています。
実際に、体臭に含まれる17個の脂肪酸のニオイには、乳酸よりも誘因性(好んで近寄ってくる習性)があることが分かっています。
これ以外にも、ニオイの組み合わせによって蚊の誘因性が大きく変わることも明らかになってきました。
ではどのニオイが誘因性を高めるのかと言うと・・・足の臭いなんです。
蚊と足の臭いとの関係は?
体臭が強いことで蚊を引き寄せてしまう、特に足の臭いが要注意だということなんですが・・・その理由を解説します。
足にいる「悪玉菌」が増えると危険!
どんな人の足にも、常在菌という「常に存在する菌」がいます。
常在菌は3種類。
よく聞く「善玉菌」、「悪玉菌」そして善でも悪でもないどっちつかずな「日和見(ひよりみ)菌」です。
この3者が適正なバランスを保つことで足、というか体を外敵から守っています。
問題なのは、善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れて悪玉菌が増えてしまうことです。
繁殖した雑菌が足の垢や角質を食べて「イソ吉草酸」「酢酸」などの脂肪酸を排泄します。
イソ吉草酸は足の臭いの主な原因ですが、これが蚊を呼び寄せてしまうんです。
足はどうしても臭いやすい!!
このブログで散々書いてきましたが、足はニオイやすい条件がそろっています。
普段の生活で靴下・靴を履きますが、足から出た汗が靴下、さらに靴に閉じ込められているせいでず~っと蒸れた状態です。
さらに足の体温も合わさることで、高温多湿に。
そうなると、足の皮膚もふやけて角質や垢がはがれやすくなります。
この角質や垢こそ菌の大好物。
菌が繁殖するには最高の環境になってしまっています。

そして、そのクサイ足や靴下・靴こそ蚊を寄せ付ける大きな原因になるのです。
ホント足が臭いって損ですね。
まとめ
足が臭いことで蚊に刺されやすくなるという衝撃の話でした。
まだまだ蚊の多い季節、虫よけスプレーもいいですが、足の臭い対策をすることも蚊の対策につながります。
当ブログでは様々なニオイ対策を取り上げていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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