こんにちは、kusaoです。
今年も夏が近づいてきました。 我が家の周りは自然豊かなので、セミの鳴き声がやかましいです・・・ いや、それよりもさらにうっとうしいのが、外を歩いていると ブ~ン とやってくる・・・そう、蚊です。
アパートの駐輪場から、自転車を出しているほんの数分間で蚊に刺されることは日常茶飯事。
特に我が家は小さな娘がいるので、余計気になります。
子供の虫刺されって、結構腫れるんですよね。
なぜ私がこのブログで蚊について話しているのかといいますと、実は足の臭いが「蚊に刺されやすいかどうか」に関係がある!ということが分かったからです。
結論から言いますと、足が臭い方が蚊に刺されやすい傾向にあります。(もちろん、それ以外にも蚊に刺されやすい人はいます)
なんてこった!足が臭いって、そんなところでも損してるの!?
ちょっと衝撃だったので、詳しく記事にまとめました。 よく蚊に刺されるなぁという方はぜひ参考にしてみてください。
蚊がヒトの血を吸う理由とは?
まずは蚊がなぜ人を刺すのか?そのことについて触れておきましょう。
なぜ蚊はヒトの血を吸うのか?
まず、人を刺すのは産卵期のメス蚊だけです。メス蚊が栄養補給のために人間の血を吸っているんですね。
蚊に刺されて猛烈にかゆくなるのは、蚊が血を吸う際に血が固まらないように唾液を注入するからです。 これがかゆみの原因です。
蚊が活発に活動するのは、真夏・・・ではない!?
夏になると蚊取り線香や虫よけスプレーのCMがよく流れますよね。 だから蚊が活発に活動するのは真夏なのかな?と思っていたのですが、実はそうではないようです。
実は蚊が活動する温度帯は25~30℃くらいだそうです。 ということは、真夏よりも春から夏にかけての時期や、9月下旬ごろの涼しくなってきたなぁという時期が、一番蚊にとっては過ごしやすい季節なんです。
確かに、真夏のめちゃくちゃ暑い日の昼間って、蚊をあまり見ないですね。
夕方とかによく刺されてた気がします。
なので、季節に限らずちょっと汗ばむような日は、蚊の対策をしたほうがいいということになります。
蚊はどうやって血を吸う相手を選んでいるのか?
蚊が血を吸う際に、まず「皮膚表面の温度」に反応します。体温が高めの人は蚊が寄ってきやすいので、刺されやすいです。
また、二酸化炭素にも反応します。ヒトは呼吸するときに酸素を吸って二酸化炭素を吐き出しますが、この吐き出された二酸化炭素に蚊が反応して寄ってきます。
さらに!冒頭で述べたように蚊はニオイにも反応します。 乳酸や体臭に含まれるニオイ物質に反応して寄ってくるんです。
補足です。
よく蚊に刺されやすい血液型って聞いたことないですか?
実は、その根拠は不明です。
また、男性よりも女性の方が刺されやすいのですが、この理由も分かっていません。
ということで、蚊にさされやすいヒトの特徴は次のようにまとめられます。
①体温が高い
低体温の人に比べて、体温が高い人は蚊に刺されやすくなります。 特に乳幼児や妊婦さんは体温が高めなので刺されやすいので要注意です。
他にも、お酒を飲む・運動をすることで体温が上がりますから、これも蚊を誘引する原因になるんです。
②二酸化炭素の排出量が多い
先ほどの話にもつながるのですが、体温が高い人は基礎代謝が高いために二酸化炭素の排出量が多くなります。 乳幼児や妊婦さんのほか、若い方もこれに当てはまります。
また、お酒を飲むとゲップが出やすくなったりして二酸化炭素の排出量が増えるし、運動をすると呼吸が激しくなるので二酸化炭素の排出量が増えます。
ちなみに運動すると、体内に乳酸が発生するのですが、乳酸も蚊の大好物です。 (昔は乳酸といえば疲労物質、というのが定説でしたが、最近ではどうも違ってきているようですね。)
私が蚊に刺されるときって、たいてい汗をかいてました。
なので蚊は汗に反応するかと思ってたら、どうも違ったみたいです。
あと、マスクを着けている人は要注意。
マスクだと顔に熱がこもり、息苦しいから呼吸が速くなってしまいます。
これは蚊が寄ってきやすい原因になります。
③体臭が強い
この記事で一番お伝えしたかったことなんですが、二酸化炭素や乳酸以外にも、蚊は体臭に含まれる様々なニオイに誘引されることが分かっています。
実際に、体臭に含まれる17個の脂肪酸のニオイには、乳酸よりも誘因性(好んで近寄ってくる習性)があることが分かっています。 これ以外にも、ニオイの組み合わせによって蚊の誘因性が大きく変わることも明らかになってきました。
ではどのニオイが誘因性を高めるのかと言うと・・・足の臭いなんです。
蚊と足の臭いとの関係は?
体臭が強いことで蚊を引き寄せてしまう、特に足の臭いが要注意だということなんですが・・・その理由を解説します。
蚊はイソ吉草酸のニオイに寄ってきます
足が臭い原因の多くは、足に繁殖した雑菌が出すニオイ。 このときのニオイというのが、イソ吉草酸や酢酸といった酸っぱいツーンとした臭い。
特にイソ吉草酸は、いわゆる「お父さんの靴下臭」なんですが、これが蚊の好きなニオイ。 イソ吉草酸はしつこいので、シャワーで流したくらいでは取れません。 ちゃんと石鹸で洗わないとほんのわずかに残った臭いにも蚊は反応します。
※足の洗い方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。 ⇒足を洗うなら固形石鹸を選ぼう!正しい洗い方でニオイケアしませんか
足はどうしても臭いやすい!!
このブログで散々書いてきましたが、足はニオイやすい条件がそろっています。
普段の生活で靴下・靴を履きますが、足から出た汗が靴下、さらに靴に閉じ込められているせいでず~っと蒸れた状態です。
さらに足の体温も合わさることで、高温多湿に。そうなると、足の皮膚もふやけて角質や垢がはがれやすくなります。 この角質や垢こそ菌の大好物。
菌が繁殖するには最高の環境になってしまっています。
そして、その臭い足や靴下・靴こそが蚊を引き寄せる大きな原因。
ほんと、足が臭いって損です!
蚊に刺されにくい裏技
数年前に、京都に住む高校生が大発見をしたとニュースで話題になりました。
それが、 足の裏をアルコールで除菌すれば、蚊に刺されにくくなる というもの。
効果は数時間程度(個人差アリ)なので、出かける直前にアルコールで足を拭いておくと有効ですよね。 皮膚常在菌という雑菌を減らすことで、蚊を寄せ付けにくくなるそうです。
まとめ
足が臭いことで蚊に刺されやすくなるという衝撃の話でした。
これから蚊の多い季節になります。
虫よけスプレーもいいですが、足の臭い対策をすることも蚊の対策につながります。 当ブログでは様々なニオイ対策を取り上げていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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