どうも、足の臭いに定評のあるkusaoです。
私が現在働いている職場では、時々作業靴(以下、安全靴)を履いて作業することがあります。
工場で働く方なら分かっていただけると思いますが、安全靴って臭くないですか?

工場入り口の靴箱には、他の先輩や同僚の安全靴が並んでいますが、そこに入るたびに「・・・くっさいなぁ」と心の中で思っています。
ウチの会社で履く安全靴は丈が長めのタイプなんで、奥から漂うムワ~っとした生暖かい臭気がこれでもかと襲い掛かってきて、なかなか不愉快なニオイです。
そんな不愉快極まりない、ぷんぷん臭う安全靴の臭い対策をまとめました。
Contents
安全靴がクサい理由とは
当ブログで何度も取り上げていますが、そもそも靴が臭くなる理由は、足で繁殖した雑菌と、雑菌が出すニオイが足→靴下→靴へと移ってきているから。
なので、安全靴の雑菌の繁殖を抑えることができれば、あのイヤなニオイを消すことができるはず!・・・なんですが、実は安全靴は構造上、雑菌が繁殖しやすい条件がそろっているんです。
安全靴は構造上臭くなりやすい?
安全靴はその名の通り、作業者の安全を守るために履きます。
- 釘などの突起物
- 油や水など、床に付着して滑りやすいもの
- 化学薬品
作業場でのこうした危険から足を守るために、安全靴は通常の靴に比べて「防水性」「密閉性」に優れているのが特徴です。
また落下物から足を守るために鋼板が入っていることで、一般的な靴と比べて重たくなっています。
しかし、ニオイについて言えば、こうした特徴は仇となります。
「防水性」「密閉性」が高い=通気性が悪い
「防水性」「密閉性」が高いことにより、安全靴は通気性が悪い。
これが問題です。
安全靴の中でかいた汗は、靴の中で行き場を失って足が蒸れる原因になります。
そのため、安全靴の中は常に高温多湿。
この環境は、雑菌が最も繁殖しやすい環境なんです。
雑菌が繁殖しやすい条件は、次の3つです。
・十分な湿度がある
・活動温度範囲は20~40℃、特に35℃以上でよく繁殖する
・エサ(角質、垢)がある
先ほども解説したように、安全靴の中は常に高温多湿。
この状態だと、足の皮膚がふやけて角質や垢がはがれやすくなり、雑菌のエサがたくさんたまりやすくなります。

まさに安全靴は、雑菌にとってパラダイスと言えますね。
足が臭くなる=水虫になる確率が上がる!
お気づきの方もいるかもしれませんが、足が臭くなる条件と水虫になる条件ってすごく似ているんですよね。
どちらも雑菌の繁殖が原因です。
単に足が臭いなぁで対策をおろそかにしていると、知らないうちに水虫にかかってしまうかもです。
一度かかったら、治すのが大変な水虫。
普段からの予防が大切です。
水虫について詳しくはこちらの記事で解説しています。
⇒足の臭いと水虫の関係とは?そのニオイ、放っておくとキケンかも!?
安全靴のニオイ対策ってどんな方法があるの?
普通の靴に比べて臭くなりがちな安全靴、その臭い対策とは何をすればよいのでしょうか?
毎日同じ靴を履かずにローテーションする
靴の記事でも紹介しましたが、安全靴を履く際には2、3足をローテーションするのがおススメ。
靴のローテーションが効果的な理由について詳しくはこちら
→靴が臭いのには理由がある!今すぐできる靴のお手入れ方法とは!?
特に私のように長靴タイプの安全靴を履いているような方にお伝えしたいのですが、長靴は通気性が特に悪いので、つま先の方は一晩おいたところで全く乾きません。
「履いたら、乾燥させる」を意識する

ローテーションって言われても、靴は会社から一足しか支給されてないしなぁ
という方もいるでしょう。
そんな方は、せめて安全靴の中を乾燥させるための工夫をするようにしてください。
風通しの良いところで乾燥させたり、ドライヤーで安全靴の中の空気を入れ替えるだけでもOK。
お金をかけない方法だったら、お菓子に入っている乾燥剤や新聞紙なんかが使えます。
新聞紙は、湿気以外にもニオイを吸着してくれるので、一日の用事が済んだらくしゃくしゃにした新聞紙を突っ込んでおくだけで、だいぶ違います。
洗えるなら洗おう
こびりついてしまったニオイをとるには、やはり洗った方が手っ取り早いです。
安全靴は乾きにくいので洗った後はしっかり乾燥させてから履くようにしてください。
一足だけの履きまわしだとキツイですけど・・・
五本指靴下を履こう
安全靴の臭いそのものの対策ではありませんが、五本指靴下を履くことで足の指の間の汗をしっかり吸収してくれるので、蒸れ感は抑えられます。

五本指靴下は足の指一本一本が独立することで、踏ん張る力がアップするため、安全靴を履くような作業時にはピッタリです。
有名なアスリートも五本指靴下を履くなど、パフォーマンス向上に効果があります。
五本指靴下について詳しくはこちらからどうぞ。
もっと強力に作業靴のニオイを取りたい!
安全靴をよく履く現場で働いている私が、実際に試して効果のあった消臭対策をまとめました。
まずは足をきちんと洗うことから
そもそものニオイは足からやってきます。
汗をかくのも足から、ということで、一日の終わりに足をしっかり洗うようにしましょう。
特に安全靴で作業をした日の足の臭いや汚れは強烈です。
ただシャワーを浴びるだけではニオイは十分取れません。
きちんと石鹸を泡立てて、特に足の指の間を丁寧に優しく洗うのがコツです。→足を洗うなら固形石鹸を選ぼう!正しい洗い方でニオイケアしませんか

ちなみに私が使っている石鹸はアニセ薬用石鹸です。
体験レビュー記事でも書きましたが、足専用石鹸だけあって、使い続けると確実に足の臭いが減っていきます。
本質的に足の臭いを取りたいならおススメです。
消臭靴下を履く
私の職場でも、現場メインの社員さんは毎日汗まみれになりながら働いています。
そんな方だと、いくらきちんと足を洗っても追いつかないくらい汗を大量にかいて、足や靴にニオイがこもってしまいますね。
そこで消臭靴下が一番手っ取り早くて効果的!
多少高くてもきちんと消臭効果を発揮する消臭靴下を買うほうが、長い目で見るとコスパは良くなります。
私が履いてみて良かったと思った消臭靴下を勝手にランキング形式で紹介してます。
⇒履いて正解!消臭靴下をおすすめ順にランキング【 ベスト3 】

消臭靴下の良い所は、ニオイだけでなく蒸れも抑えてくれるところ。
汗をたくさんかいた日でも蒸れ感が少ないし、靴を脱いだ時の足汗もだいぶ減ってましたよ。
消臭インソールも効果あります
安全靴ってニオイもそうですけど、めちゃくちゃ蒸れて汗まみれになりますよね。
消臭インソールを履いて、臭いや汗による蒸れを抑えることで爽やかに仕事できます。
私が試した消臭インソールでおススメなやつをランキングしました。
⇒履き心地も大切!おすすめしたい消臭インソールをランキングで紹介!
消臭パウダーも効果的
いくら消臭対策しようが、安全靴を履いていたら足は汚れるし汗もかきます。
であれば、防臭として「消臭パウダー」を安全靴に振りかけておくと良いですよ。

靴の中にサッとふりかけておけば、汗と反応して雑菌の繁殖を抑えてくれます。
履いた直後は靴下に粉がつきますけど、バリバリ作業して汗をいっぱいかいたらすぐに消えちゃいますから気になりません。
即効で消臭するなら「ヌーラ」
どうしてもこの嫌なニオイを即効で消したい!と言う方には、まさに瞬間消臭という言葉がピッタリの消臭スプレー「ヌーラ」を使ってみてはどうでしょうか。
一日の仕事終わりに少したっぷり目にスプレーしておくと、翌日に無臭になっています。
ヌーラについてのレビュー記事は、こちらからどうぞ。
⇒【汗を気にしない】消臭スプレー「ヌーラ」の即効性はホンモノ!!
まとめ
安全靴は何も対策しないと必ず臭くなってしまいます。
ちなみに自分が臭いと感じるということは、他人はもっと臭いと感じています。

最近では「スメハラ」という言葉も聞かれるようになりましたが、あなたがその加害者になってしまう可能性があります。
周りの人に「何かあの人の靴臭いよね」と思われてる、と思ったら哀しいですよね。
ここまで述べてきたように、安全靴は蒸れやすく雑菌が繁殖しやすくなっています。
水虫対策にもつながりますから「これまで特に何もしてこなかったよ」という方は、何か一つでもニオイ対策を始めてみませんか?
イヤなニオイが無くなるって、かなり気分があがります。
今までどんだけ臭いにまみれて生きていたんだ、とびっくりしますよ(笑)
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